就職戦線と、若手(中堅?)教員の思う事。
日々、娘達がノリを食べる様子しか書いていないので、今日は仕事のことを。
三年生の担任である自分は、進路指導部にいます。
沢山求人対応をしています。
全国的にはどうか分かりませんが、とりあえず、この界隈の景気は良いようです。
何やら、求人はたくさんあります。
そして、履歴書の書き方もやっています。
県下有数の進学校から、工業高校に転勤してきて、色々と考え、試行錯誤してきました。
自身の子育ても行っています。
そんな中、成長できる子と、できない子の違いの一つは「話を聞くか(言うとおりにする、ではない)」「ちゃんとやるか」かな、と思います。
家庭環境や、色々なパーソナリティ、環境要因は色々あります。
が、せめて、『八方塞がり』にならないためには前者、『そこそこ』になるには、後者まで必要かな、と思います。
なんだかんだ言って、幼稚園なり保育園から高校生まで、先生は言葉で指示を出します。
授業やら、遊びもそうですね。
直接的では無いにしろ、基本的には意味のある事です。
先生の資質も、相性もあると思います。
でも、先生の言うことを「聞かない」(言うとおりにする、ではない)のは12年近くの学校生活のうち、ほとんどを無駄にして、何となくやり過ごしているだけだと思うんですよね。
先生の言うことを「聞けない」生徒の多くはそこに価値を見出してないのだと思います。
まず、聞いてくれないから、こちらもなかなか苦労します。
そして、「ちゃんとやる」は極めて日本人的な感じがしますが、「模倣も芸の第一歩」と言うより、基本的には先駆者達の事を学んでから、自分らしさが生まれます。
先人から学び、その後、うまくやるのです。
(化学の教科書なしに、『石鹸を開発』したら凄い労力ですが、現代では大した発見ではありません。先人から学ぶのです。)
ですから、「言われたことを、とりあえずちゃんとやる」生徒は、結構伸びます。
「手抜きをしない」、は「自律」にもつながりますからね。
オリジナリティを出せるかはその後ですが、まずはそこからなんじゃないかな、と思います。
と、まぁ、まだ試行錯誤中の教員ですが今思っていることを書きました。
一歩でも、前に進ませてから卒業させてあげたいものです。
「この子」を一歩進ませるのが我々の仕事です。
今日は納豆のお陰で平和な夕食が訪れました。
僕は嫌いですが、ありがとう、納豆。